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なぜ領収書が必要?経費精算における領収書の役割

経費精算において、なぜ領収書が必要なのでしょうか?
領収書には単なる支払いの記録としてだけでなく、証拠、税法上の要件、不正防止という3つの大きな役割があります。ここでは、それぞれの役割を掘り下げて説明しましょう。
役割1:経費の証拠となる(証憑書類)
経費として計上するためには、取引が実際に行われたことと、その支出が事業に必要なものであったことを証明する書類が必要です。領収書は、取引の正当性を証明するための最も基本的な書類であり、税法上も重要な証憑書類として位置づけられています。
言い換えれば、領収書に必要事項が記載されていなければ、経費が証拠として認められないこともあります。
役割2:税法上の要件を満たす必要がある(法人税・消費税)
領収書は、法人税法において、会社の利益から差し引かれる損金として認められるための重要な証拠です。また、消費税法上における仕入税額控除を受けるためにも、原則として領収書などの証憑書類の保存が義務付けられています。
2023年10月から導入されたインボイス制度(適格請求書等保存方式)では、仕入税額控除の手続きにおいて、一定の項目が記載された適格請求書(インボイス)の保存が必要となりました。領収書も、必要な記載事項を満たしていれば、簡易インボイスとして仕入税額控除の対象となります。
役割3:不正行為を防止する(内部統制)
従業員に対して、領収書の提出をルール化することは、会社における不正行為を防止するための重要な内部統制のひとつです。個人的な支出を会社の経費として計上する私的流用や実際には存在しない請求を行う架空請求、また同じ経費を二度申請する二重請求のような行為は不正となります。不正行為は、会社の資産を損なうだけでなく、税務上の問題にも発展しかねません。







