株式会社イーバイピー様

[Slopebaseによる売上管理の可視化とSES事業の業務効率化事例]

会社概要

株式会社イーバイピー様

株式会社イーバイピーは、SES事業(技術者派遣)を主力に、ソリューション事業としてシステム保守、ソフトウェア受託開発、PDF活用システムの開発・販売、消防・病院向けシステムの開発・販売を手がけるIT企業です。株式会社NTTデータビジネスブレインズのパートナー企業として長年にわたり信頼関係を築いており、同社製品の販売代理店としても活動しています。多様なIT領域で顧客の課題解決に取り組んでいます。

  • 設立:2002年10月10日
  • 所在地:東京都品川区西五反田8-8-16 高砂ビル403A
  • 従業員数:90名
  • 事業内容:SES事業(技術者派遣)、ソリューション事業(システム保守、受託開発、PDF活用システム開発・販売、消防・病院向けシステム開発・販売)
  • オフィシャルサイト:http://exp-corp.jp/

【お話を伺った方】

株式会社イーバイピー様
株式会社イーバイピー 取締役社長 松本 拓之 様
導入前の課題
<ソリューション事業の売上管理の課題>
・ソリューション事業部の売上・目標管理をExcelで運用しており、データ入力や集計作業に多くの工数がかかっていた
・Excelのシートが増え視認性が低下し、顧客情報も複数箇所に分散していたため、必要な情報を探すのに手間と時間がかかっていた
<SES事業の勤怠管理の課題>
・SES事業で200~300社のパートナー企業・顧客との勤怠管理表や業務報告書をメールでやり取りしており、書類の滞留や催促の手間が常態化していた
・勤怠管理表や業務報告書は、営業担当者を経由して管理総務部へ連携する仕組みのため、書類の到達にタイムラグが発生していた
・顧客ごとに勤怠管理に関するフォーマットが異なり、統一的な管理が困難だった

ソリューション導入の背景

役員会での報告改善要求とSlopebaseとの出会い

Slopebase

株式会社イーバイピーでは、ソリューション事業部の売上や目標管理をExcelで行っていました。しかし、シートが増えるにつれ見づらくなり、顧客情報も別の場所に保管されるなど、情報が分散していました。

「あれ、どこだっけ、と探すことから始めるような状態でした」(松本氏)

一方、SES事業では、200~300社にのぼるパートナー企業やお客様との書類のやり取りが日常的に発生しています。勤怠管理表や業務報告書はメールで各営業担当者に届き、そこから管理総務部へ連携される流れです。しかし、営業担当者がメールの転送を失念すると書類が滞留し、催促に追われるという状況が続いています。

「営業担当者が止めてればメールが来ないし、催促しなきゃいけない。書類数が多いので、時間がどうしてもかかるんです」(松本氏)

こうした課題を抱える中、役員会で課題改善が求められたことが転機となりました。ちょうどそのタイミングでSlopebaseの紹介を受け、導入検討が始まります。松本氏はやりたいことをリストにまとめ、NTTデータビジネスブレインズの担当者に送付。CRM機能を含んだ売上・目標管理とSES事業の書類管理効率化の両方を当初から構想していたといいます。

「紹介いただいたタイミングと、私がやりたいタイミングが合ったんです」(松本氏)

ソリューション導入に向けて

社長主導でソリューション事業部の売上管理から段階的に着手

Slopebaseの導入にあたっては、まず全社的にどこまで活用できるかを見極めるため、網羅的なヒアリングを実施しました。その結果を踏まえ、松本氏が統括するソリューション事業部から段階的にスタートすることが決まりました。

「全体で使うという構想をもとに、ヒアリングをさせてもらいました。説明していただく中で、まずはソリューション事業部で使ってみようと考えました」(松本氏)

導入は社長主導で進められました。社内プロジェクトチームを組成するのではなく、松本氏が直接指示を出し、売上データの登録から着手しています。ダッシュボードで売上状況を一目で把握できるようにすることを最優先としました。

「売上データの可視化というところが一番の目的であったので、まず売上の登録から指示しました」(松本氏)

一方、SES部門については副社長が管理者を務めており、部門間の調整が必要です。そのため、第二フェーズとして位置づけ、まずはソリューション事業部での成果を確認してから展開する方針としました。段階的な導入戦略により、確実に成果を積み上げていく計画です。

製品選定の理由

圧倒的なコストパフォーマンスと将来への期待感

製品選定の理由

CRM機能を含んだ売上・目標管理の導入にあたり、同社ではSalesforceやkintoneも検討しました。Salesforceについては実際に無料トライアルも実施し、機能面を入念に評価しています。

「Salesforceはよくできるなとは思っています。保守の問い合わせ管理のようなこともSalesforceならできます」(松本氏)

機能面では高い評価を得ていたSalesforceですが、Slopebase採用の最大の決め手はコスト面でした。松本氏はSlopebaseの選定理由を端的に「破格ですね」と言っています。kintoneはユーザー単位の課金体系のため、SES事業の書類管理やCRM的な売上管理など複数の用途で活用しようとすると、費用が大きく膨らみます。Salesforceも同様に、多機能ゆえの高いコストが課題でした。

「一つのことだけだったらいいんですけど、いろんなことをやりたいとなると、どうしてもお金がどんどん加算されていく感じになるので」(松本氏)

加えて、株式会社NTTデータビジネスブレインズとの長年にわたるパートナー関係も大きな判断材料でした。日頃の対応力の高さを熟知していること、そして将来的な機能拡張への期待感が後押ししています。

「NTTデータビジネスブレインズさんとはお付き合いが長いので、いろいろ動いてくださるのは知っています。ニーズに合わせて新しい機能を追加してくれるだろうという期待もあります」(松本氏)

移行プロセスと移行後の効果

設計2週間で役員報告の業務負荷を大幅に削減

移行プロセスと移行後の効果

Slopebaseの導入は、NTTデータビジネスブレインズの支援のもとで進められました。まずテンプレートの提供を受け、それをベースに自社の要件に合わせてカスタマイズしていく形をとっています。

移行で最も時間を要したのは、データの設計です。Slopebaseは、自由度が高いぶん、どのようなデータ構造で登録し、ダッシュボードでどう見せるかという設計に約2週間を費やしました。

「自由度が高いのがメリットでもありデメリットでもあって、最初の設計に時間がかかります。ただ、決まってしまえばあとは入力するだけなので、結果的に導入にはそれほど時間はかからなかったです」(松本氏)

設計で最も重視したのは、ダッシュボードでの見せ方と、そのベースとなるデータの作り方でした。

導入後の効果は大きく、最も顕著な変化は役員会への報告業務の効率化です。以前はExcelで売上データを集計し、資料を作成するのに2~3日を要していました。現在は担当者が見積りや売上データを入力すれば自動的にダッシュボードに反映されるため、松本氏自身が資料作成に時間を割く必要がなくなりました。

「関係者がパッと見れる状況になるので、私の負荷が相当減り、目標も立てやすくなりました」(松本氏)

ダッシュボードによる可視化も大きなメリットです。Excelの一覧表では伝わりにくかった情報が、グラフや表で直感的に把握できるようになり、比較分析も容易になりました。

「ダッシュボードを見れば誰でも一目で状況がわかるので、今こういう状況ですという説明もいらなくなりましたね」(松本氏)

今後の展望

自社のノウハウをテンプレート化し SES業界への販売展開へ

今後の展望

今後の展開として、まずSES部門への本格導入を計画しています。ゲスト機能を活用し、パートナー企業やお客様が直接Slopebaseで直接勤怠管理表を提出できる仕組みを構築します。営業担当者を経由する必要がなくなり、管理総務部が直接書類を確認できる環境を目指しています。さらに、将来的には、請求書のやり取りまで完結させることを視野に入れています。

もう一つの大きな構想は、販売代理店としてのSlopebaseの販売構想です。

「SES事業の課題って、SESをやっている会社はだいたい一緒なんですよ。まずうちでノウハウを貯めてSNS事業の課題を払拭するためのテンプレートが出来上がったら、SES事業を展開している会社にSlopebaseを提案したいと考えています」(松本氏)

自社で培ったSlopebaseの活用ノウハウをテンプレート化し、同じ課題を抱える他のSES企業に提案していく計画です。

さらに長期的には、開発プロジェクトにおける文書管理もSlopebaseで行いたいと考えています。プロジェクトごとに関連書類やマニュアルを一元管理し、最新版の所在を明確にする運用を想定しています。加えて、保守業務の問い合わせ管理もSlopebaseへの集約を検討しています。現在、問い合わせ管理には別のSaaSツールを利用していますが、ツールの一元化を強く望んでいるといいます。

「ツールをまとめたいんですよ。SaaS疲れがあるので、なるべくツールはまとめたい。Slopebaseはいろいろとできるので、そこまでできればと思っています」(松本氏)

自社利用から販売展開へ、そしてツールの一元化へ。イーバイピー様のSlopebase活用は、まだ始まったばかりです。

※記載されている会社名、製品名「Salsesforce」「kintone」「Excel」などは、各社の登録商標または商標です。