日常業務でよく使われる主要な勘定科目について、定義と具体的な仕訳例を紹介します。
旅費交通費
旅費交通費とは、業務上の移動にかかる交通費や宿泊費などを処理する勘定科目です。例えば、出張先のホテルに宿泊し、現金で10,000円支払った場合の仕訳は次のようになります。
旅費交通費 10,000 / 現金 10,000
私的な移動や宿泊にかかった費用は経費にできません。また、従業員が経費を立て替えて支払い、帰社後に清算する場合は、費用の証拠となるレシートや領収書が必要です。
消耗品費
消耗品費とは、事務用品や備品など、少額な物品購入費を処理する勘定科目です。例えば、コピー用紙を購入して現金で1,000円支払った場合の仕訳は次のようになります。
消耗品費 1,000 / 現金 1,000
通信費
通信費とは、電話代やインターネット料金、郵送にかかる切手代などを計上する際に使う勘定科目です。例えば、インターネット料金7,000円が当座預金口座から引き落とされた場合の仕訳は次のようになります。
通信費 7,000 / 当座預金 7,000
接待交際費
接待交際費とは、取引先や事業関係者との会食など、外部との親睦を深めるための支出に使う勘定科目です。例えば、取引先の社長との会食代40,000円を法人カードで支払った場合の仕訳は次のようになります。
接待交際費 40,000 / 未払金 40,000
会議費
会議費とは、社内外の打ち合わせで発生した飲食代などを処理する際に使う勘定科目です。例えば、社長と営業部員2人が社外のカフェで打ち合わせを行い、現金3,500円を支払った場合の仕訳は次のようになります。
会議費 3,500 / 現金 3,500
福利厚生費
福利厚生費とは、従業員の慰安や健康維持のために支出する費用に使う勘定科目です。慶弔見舞金などが含まれます。例えば、従業員の結婚祝いに会社から現金10,000円を支払った場合の仕訳は次のとおりです。
福利厚生費 10,000 / 現金 10,000
広告宣伝費
広告宣伝費とは、不特定多数に向けた製品やサービスの宣伝にかかる費用を処理する勘定科目です。例えば、駅に掲示するデジタル広告を出稿した場合に200,000円かかり、当座預金から振込で支払った場合の仕訳は次のようになります。
広告宣伝費 200,000 / 当座預金 200,000
支払手数料
支払手数料とは、銀行振込手数料や事務手数料など、役務提供の対価を支払う際に使う勘定科目です。例えば、買掛金500,000円を当座預金から支払い、その際の振込手数料500円を自社が負担した場合の仕訳は次のようになります。
買掛金 500,000 / 当座預金 500,500
支払手数料 500
雑費
雑費とは、他のどの科目にも当てはまらない一時的に発生した経費を処理する際に使う勘定科目です。例えば、事務所の引っ越し費用100,000円を現金で支払った場合の仕訳は次のようになります。
雑費 100,000 / 現金 100,000
上記のほかにも、文具代や団体の会費、ごみ処理費用などに雑費を使って仕訳することがあります。頻繁に発生することのない費用で、新たな勘定科目を作るほどではない場合に使われる勘定科目です。