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アナログな請求処理に潜むリスクと非効率:あなたの会社は大丈夫?

まずは、よくある請求業務の流れに沿って、各段階で発生しやすい具体的な課題やリスクを整理していきましょう。
課題1:請求データの収集・確認作業の煩雑さと時間ロス
Excelや紙での請求業務では、取引先ごとに販売単価や販売実績を確認・照合する必要があり、請求データの収集・確認に手間と時間がかかります。
また、取引先が増えるほど作業時間も長くなり、担当者の負担も増していきます。
課題2:請求書作成時の入力ミス・計算ミス
手作業での請求書作成は時間がかかるだけでなく、ミスも発生しがちです。たとえExcelを使っていても入力は人の手で行います。商品の単価や数量をひとつ間違えるだけでも請求額が変わってしまい、ミスは取引先からの信用低下や対応工数の増加につながります。
課題3:承認プロセスの形骸化と遅延
請求件数が多いと承認者やダブルチェック者も集中力を欠き、作業が「形だけ」になりがちです。また紙の請求書では責任者が出社・在席していないと承認が進まず、業務が滞ってしまいます。
課題4:郵送作業の手間とコスト
請求書の郵送は請求業務のなかでも手間とコストがかかる作業のひとつです。具体的には宛名書き・封入・切手貼付・投函の手間がかかるほか、郵送費や封筒・プリンタのインクなど消耗品費、件数が多ければ人件費もかさみます。
課題5:請求書控えの保管の難しさ
紙の請求書では、控えの保管も課題となります。インボイス制度が始まり、仕入税額控除を受けるには請求書控えも7年間の保存が必要になりました。紙で保管するには相当のスペースと、必要なときすぐに取り出せるよう工夫したファイリングを要します。それでも検索性は高いとはいえず、保管の難易度は高いといえます。
課題6:入金管理の負担とミス発生リスク
入金確認と消込作業も、請求業務の中で神経を使う工程です。請求額が実際の入金額と合致しているか、目視や手作業による確認ではミスと隣合わせといえるでしょう。
課題7:属人化による業務ブラックボックス化
中小企業では、1人の経理担当者が請求業務を網羅的に担っているところも少なくありません。業務フローや管理体制が整っていないと、担当者以外が進捗を確認できず、ほかの社員では代替できない状況になります。担当者不在時には業務が止まり、請求が遅延すれば取引先に迷惑がかかります。
課題8:法改正への対応負荷
電子帳簿保存法やインボイス制度など、請求業務に関わる法改正は頻繁です。請求書フォーマット変更や業務フローの見直しが必要になるケースもあって対応の負荷が大きいほか、対応が追いつかなければ法令違反も招きかねません。








