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まずは結論!電子決裁は「押印欄を数えること」から始まる
押さえる点は3つあります。
- 申請が止まって見えなくなる原因は、承認段数の多さではありません。承認の宛先の決め方、進捗の記録の残し方、完了条件の定義にあります
- 紙の押印欄をそのまま承認段数へ移し替えることが、最大の失敗です
- 製品選定よりも、他部署との合意形成のほうがポイントになります
3点目には裏づけがあります。当社が実施した調査結果を見てみましょう。対象は情報システム部門の管理職221人で、2025年10月6日から7日にかけて実施しました。
新しいツールや業務プロセスの導入時に、他部署から強い抵抗感を示されることが「頻繁にある」という回答は21.7%でした。「時々ある」の61.1%と合わせると82.8%にのぼります(出典:「レガシーシステムが存在する企業は91.9%!~情シス部門の管理職221人に"現場が直面するDX推進の障壁と課題"についてアンケート調査を実施~」)。他部署からの抵抗は例外ではなく、計画に織り込んでおくべき前提だということです。

また、ツールの導入においては、クラウドはすでに多くの企業で当たり前に使われています。総務省「令和7年通信利用動向調査の結果」が2026年5月29日に公表されました。クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は83.5%です(出典:総務省「令和7年通信利用動向調査の結果」)。内訳は全社的に利用が60.0%、一部の部門での利用が23.5%でした。クラウドで検討してよいかどうかは、もはや論点になりにくくなっています。
次章から、申請が止まる原因を分解していきます。







